当初、鬼瓦は瓦屋根が許された寺院、宮殿に鬼面の形で設置され、魔除け厄よけとしてその家屋から悪魔を追い払い、家内安全・無病息災を願い災いが入って来ないようにするためのものでした。その後、時代の変化とともに武家屋敷では家紋、民家では除災招福、ことわざ(長寿、笑門福来等)をテーマとした文字や図柄となりました。

家紋鬼瓦
<家紋:権威>

血統、家柄を表す

水文字鬼瓦
<文字:除災>

水で火を消す、防火

波図柄鬼瓦
<波:除災>

波は水を表し防火

巾着図柄鬼瓦
<巾着:招福>

財布にお金が貯まる

打出の小槌図柄鬼瓦
<打出の小槌:招福>

何でも願いがかなう


恵比寿様図柄鬼瓦
<恵比寿様:招福>

商売繁盛、海の神様

大黒様図柄鬼瓦
<大黒様:招福>

五穀豊穣、農耕の神様

笑顔図柄鬼瓦
<笑顔:招福>

笑う門には福が来る

鶴図柄鬼瓦
<鶴:長寿>

鶴は千年生きる

亀図柄鬼瓦
<亀:長寿>

亀は万年生きる


海老図柄鬼瓦
<海老:長寿>

腰の曲がるまで長生き

鯉図柄鬼瓦
<鯉:健康元気>

鯉の滝登り

猫図柄鬼瓦
<猫:除災、ネズミ除け>

穀物蔵でネズミ除け

天女図柄鬼瓦
<天女:招福?>

美しく、優しい女性

竜宮城図柄鬼瓦
<竜宮城:夢?>

竜宮城の舞い踊り